オンライン面接

オンラインでの面接は受けるほうも採用する側も手探りが続いているのではないでしょう。

ただ、オンラインでやり取りしていて「これは改善の余地がある」と感じることはいくつかあります。

まずは、「回線」です。

取り付け型カメラやコンデンサマイクを装備して、重武装で臨むのもありだと思いますが、

基本は最低限の装備で構わないと思います。それよりWi-Fiの環境の方が問題です。

一度、自宅でテストをしてみて安定していないなら、Wi-Fiの安定した場所を探すか、有線接続に変える必要があると思います。最低限余計な心配をしなくていい環境は整えておくべきではないでしょうか。

そして、「画角」です。

やたらとドアップにする人がいます。声の心配をしているのかもしれませんが、そんなに近づかなくても十分声は届きますし、「声」を商売にしようとするなら、そこで心配するようではNGです。

声ではなく、自分の顔を印象付けたいということなのかもしれませんが、逆効果です。

リアル面接のときに、目の前に「顔」のドアップで話をすることがあるでしょうか。妖怪「つるべ落とし」とか、千と千尋の神隠しの「湯婆婆」ならキャラとしてそれでいいでしょうが、妖怪はあまり採用してもらえないのではないかと思います。

画角は、いわゆるバストショット(胸から上を撮る)より少しタイトくらいのサイズがいいのではないかと思います。

その程度なら内蔵マイクで十分に拾ってくれます。

次に「背景」です。

窓をバックにするのはNGです。明らかに逆光になります。

また、意外に映ってしまうものが多いということを知っておくべきです、だからこそテストが必要です。友人とやり取りして、自分の後ろに映っているものを確認しておきましょう。可能であれば背景は壁とかカーテンとか「自分以外のもの」が映り込まないのがベターだと思います。

「光」は大切です。

相手の印象を悪くするような光の角度は避けなければいけません。

先述した窓バックはありえないことですが、自分をきちんと見てもらうために「レフ版」効果を使うことは重要です、

わざわざ銀紙とかを使う必要はありません。自分の前に白い紙を自分の方に少し角度をつけておくだけで「レフ版」効果は出ます。原稿などは当然白い紙ですから、同じように角度をつけて自分の方に向けるだけで変わるのです。

声は「まっすぐ」に出しましょう。

いまの内臓マイクは、非常に優秀にできていますが、斜めから話してしまうとさすがに声が聞き取りにくくなります。

当たり前のことですが、正面から「面接官に話しかけるように」向かい合いましょう。

オンラインは「早口厳禁」

回線がしっかりつながっていることは前提ですが、早口だと聞き取れないことがあります。

しっかりわかりやすい速度で話しましょう。「間」をしっかりとることも重要です。

相手の質問をしっかり受け止めてからで十分です。オンラインだと相手の空気が読みにくいところがあります。焦って面接官の質問を遮って答えたりすると、自分にプレッシャーをかけることにもなってしまいます。リアルよりもオンラインのほうが「間」は重要になってくると思います。

リアル以上に「言葉遣い」が目立ちます。

リアルだと気にしないようなことが、オンラインだと気になります。

といってもこればかりは普段の会話が重要です。日常会話の中でことばを確認しておきましょう。

いまや「なので」を接続詞として使うのは一般化してしまいましたが、面接では使うべきではないと思います。「軽い」印象を受けます。(本来の日本語ではNGですが)

服装に関しても、オンラインだからこそ気を使うべきところは使ったほうが良い。ドアを開けて着席までの動きがない代わりに、ずっと「見られている」ということは意識するべきだと思います。ネクタイがゆがんでいるとか、襟元が汚れているとか、つまらないところでマイナス点を与えないようにチェックしましょう。

2020-09-25 | Posted in UncategorizedNo Comments » 

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