骨を折る

 「お骨折りいただいて、ありがとうございます」

 「骨を折る」よく考えると何とも痛そうな表現です。

要するに、そこまでして頑張って取り組むことなのですが、そこまでして得るものがないと「骨折り損」になってしまいます。相撲で言えば、横綱相手に土俵際で粘りに粘ったものの、最後寄り倒され、変な格好で土俵下に落ちてしまって足をケガ。負け越しが決まった上に翌場所は休場…なんて感じです。

体の部分が使われた表現はほかにもあります。

「目の中に入れても痛くない」どう考えても痛いでしょう。

「どの面さげて戻ってきた!」なんてときに使う「どの面さげて」。とらえようによっては自分のナマクビです。

そう考えると「首」を使った言葉はちょっと怖い。

「首が飛ぶ」

「首を切る」

不快な時に使う「胸糞が悪い」。そんなとこに糞があったら、鼻も悪くなります。

「肝をつぶす」「腸(はらわた)が煮えくり返る」

どうかんがえても沖縄の中身汁です。

「首」同様の使い方をされるのが「腹」

「自腹を切る」「痛くもない腹を探られる」

ああ痛い。

「腹が黒い」

見たんかい。

空腹が極限に達した時に使う「おなかの皮と背中の皮がくっつきそう」って、そりゃあ江頭 2:50?

「膝が笑う」

そんなことがあったら、口は笑えません。

2021-01-27 | Posted in UncategorizedNo Comments » 

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